メルセデス・ベンツBクラス・エレクトリック・ドライブ

公開 : 2014.10.27 23:50  更新 : 2017.05.13 12:51

サッカー日本代表FW岡崎慎司を要する英レスターに所属する、計30名のプレーヤー全員に、プレミア・リーグ初優勝のご褒美としてプレゼントされたBクラス・エレクトリック・ドライブ。出来栄えはいかに?

■どんなクルマ?

このページでテストするのはメルセデス・ベンツBクラス・エレクトリック・ドライブ。フェイスリフトしたばかりのB-クラスのピュアエレクトリック版だ。

メルセデスは、BMW i3のように電気自動車を一からつくることはせず、標準のプロダクションカーをベースに、最小限の改良だけでこのクルマを制作した。

初代AクラスやBクラスと同じように、最新世代のモデルもまたリア後方は ’サンドウィッチ’ 構造を採用。

メルセデスに言わせてみれば ’エネルギー・スペース’ と言うことになるのだけど、要するにキャビン後方の床下に空間をつくり、そこにリチウム-イオン・バッテリーを ’挟む’ 手法だ。このスペースは天然ガスで動くBクラスにも利用され、このモデルの場合は3つのガス・タンクを収容している。この構造のおかげで、キャビンの容量を犠牲にすることがないため500ℓの荷室を確保でき、頭上スペースや足元のゆとりはノーマルと何ら変わりない。フロントのパッセンジャー・シートまで倒せば2mの荷物を載せることも可能だ。

エレクトリック・ドライブ・システムはテスラから供給を受ける(面白いことにわれわれメディアにこのモデルが公開された同日、ダイムラーは2009年から保有していたテスラの4%分の株式を売却した)。

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