フォルクスワーゲン・シロッコR
公開 : 2015.02.17 23:50 更新 : 2017.05.29 18:57
■どんなクルマ?
フォルクスワーゲンが初めてシロッコを発表したのは2008年のこと。すでに7年の月日が経とうとしているのは驚きだ。それから1年後の2009年にシロッコRが鮮烈なデビューを飾った。
シャープなデザインに、満足に足る動力性能、十分な荷室容量や4座に代表されるクーペより優れた実用性は、デビューした当初、少なからぬ人々の心を打った。
しかしながら時間の流れは残酷なもの。今やシロッコのテリトリーにはアウディTTやBMW 2シリーズなどの実力者がひしめき合っている。
にもかかわらず、シロッコのリフレッシュはごくわずかだという。読者の多くは上の写真をご覧になって ”え?どこが変わったの?” と思ったはずだ。
実際にもヘッドライトやテールランプ(こちらはLED)、前後のバンパーなど控えめなアップデートのみにとどまっている。
キャビンを見わたせば、クロノメーターやブースト計、油温計がセットになってセンター・コンソールに追加されていることがわかる。
引き続き2.0ℓターボ・ユニットが組み合わされることになるが、こちらも15psの増強を果たしており、合計では280psを発揮する。
果たして、デビュー当初からずいぶんと変わった戦力図のなかでもシロッコは輝くことができるのだろうか? 見ていくことにしよう。