マツダ、ロータリー・エンジンを継続
公開 : 2012.08.29 17:45 更新 : 2017.06.01 01:02
モスクワ・モーターショーで、マツダの会長兼社長兼CEO、山内孝は、ロータリー・エンジンにマツダが引き続き関与していくこと発表した。彼は、来年予定している新しいクルマのエンジンに、ロータリーを使用する考えを明らかにしたのだ。
RX-8の生産が6月に終了した時点で、ロータリー・エンジンには将来がないという懸念が起き上がった。しかし、そのエンジンがどんなカタチで搭載されるのかは不明だが、山内CEOはまず日本市場にそのエンジンを使ったモデルを投入する計画があると語った。
「われわれはまだ学んでいる」と彼はいう。「ロータリーには非常に良いダイナミックなパフォーマンスがある。もちろん、数多いアクセルオンとブレーキングを繰り返すと、燃料効率的には不利になる。しかし、レンジ・エクステンダーがそれを克服することになるだろう。われわれは、ロータリー・エンジンが最も効果的に回る2000rpmあたりを継続して利用することを考えている。」
以前、マツダは水素によるレンジ・エクステンダーを調査していたことがある。
山内CEOがマツダにいる限り、ロータリー・エンジンの将来についての研究は続くという。
「私が1967年にマツダに入った時の動機は、ロータリー・エンジンだった」と彼はコメントした。