フェラーリ・ジャパン、デパオリ氏インタビュー
2014.07.11
6月25日、東京・六本木にフェラーリ・ジャパンの正規ディーラーであるROSSO SCUDERIAのショールームがオープンしたが、そのセレモニーでフェラーリ・ジャパン代表取締役社長、リノ・デパオリ氏への質疑応答の時間がとられた。その時の質疑応答の中から幾つかをピックアップしてお届けしよう。
── 日本に来て1ヶ月がたったが印象は?
来月には家族もくる予定だ。すべてがオーガナイズされた素晴らしい国だと思う。
── 今後のフェラーリ・ジャパンとしての戦略は
日本市場は重要なマーケットであることは確かで、この市場には多くのチャンスがある。フェラーリとしても、まだまだ伸びしろのある市場だとも考えている。ひとつのチャレンジであると考えているのは、フェラーリのカスタマーと如何に正規ディーラーとリンケージを取っていくかが必要だ。
── 今日ROSSO SCUDERIAのショールームがオープンしたわけだが、2kmと離れていないところに同じ正規ディーラーであるコーンズ・モーターのショールームがある。こんなに近くに別々の正規ディーラーの2つのショールームがあるわけだが、その戦略は?
東京は日本市場でも重要な場所だ。近くに2つのショールームがあるというのは、ディーラーの間でコンペティションをするというわけではなく、ユーザーにとって選択肢を広げることが重要だと考えている。
── 今回オープンしたショールームは、ROSSO SCUDERIAのショールームであって、直営のショールームではないが、今後直営のショールームをオープンさせる予定は?
フェラーリ・ジャパンとしては直営のショールームをオープンさせる予定はない。今後もショールームをオープンさせていくのであれば、このような規模のショールームをオープンしてもらいたいとは思っている。
── 月間の販売目標は?
フェラーリは販売を増やしていくのを目標としているわけではない。グローバルで考えても年間7,000台以下の生産に抑える方向でいる。むしろフェラーリとしてはクラシケやアプローブド・カーやファイナンスといったサービスも含めてこれから広げていきたいと考えている。