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セレの立ち往生も修理で対応できます

ユーロファクトリーの浅見です。

信号で停車したら2速に入ったままギアが抜けなくなってしまったという事でレッカー入庫のアルファロメオ147セレスピード。セレスピードの油圧制御しているセレオイルの量が少なくなってしまい油圧が足らずシフト動作が出来なくなっていました。(このような場合セレスピード警告灯も点かない事が多いんです。)

そこでオイル漏れの点検をしてみるとセレスピードハイドロリックユニット(通称セレユニット)付近からの漏れが酷いので漏れ箇所確定の為にセレユニットを取り外します。すると漏れたセレオイルがセレユニット下のミッションケース側の溝にもこんなに溜まってました。予想はしていましたがやはりユニットハウジングの境目からのオイル漏れ(黄丸内)。この時点でディーラーなどは「内部部品供給ありませんからハイドロリックユニット交換しかないですね・・」ということになっちゃうかと思います。お客様も「そんなに高いんじゃぁ・・諦めます・・」みたいなことにですよね。それでいつの間にかセレスピードってのは壊れるしお金は掛かるし・・みたいなネガティブな話ばかりがネット上などで独り歩きしてしまっているような気がします。問題なければプロドライバー顔負けなシフトチェンジしてくれるセレスピードです。特に急激なシフトダウンの回転合せは絶妙ですもんね。私なんか全くマネ出来ません、脱帽ですm(__)m ツインスパークエンジンと相まってこれほど楽しいオートマはありませんから簡単に悪者にしてしまうのはあまりにも可哀そうだと思うんです。

・・えぇ〜と本題に戻します。セレスピードを諦めないでください! セレユニット交換になんて事に至らず直りますから安心してください。。。GTや156のセレも同様です。当方はセレユニット構成部品の交換や内部の分解にも対応しています。以前にご紹介したセレユニットのアキュームレーター交換もその一例ですね。

今回は結局たった2つのゴムパッキンを交換すれば大丈夫。ゴムの経年劣化でヘタリ、密着不良を起こした事によるオイル漏れでした。部品代もたった数百円です。交換後はセレユニットを組付け専用テスターでオイルのエア抜きとシフトパターンプログラミング学習をします。すでに数台の交換作業をして術後の結果は良好です。セレスピードの修理に関して色々と多くの経験をさせて頂き色々なアイデアとノウハウを持ち合わせられる様になって参りました。セレスピードの故障も他の修理と同様でほとんどがウイークポイント的お決まりパターンであったりしますね。それがつかめれば占めたもの(^^)b・・まだまだ精進しなければなのですが(^_^;)もしセレスピード関連でご不安やお困りの様でしたらお気軽にご相談下さい。

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