ボルボ 英国でSUV専売に セダン、ステーションワゴンは全車種販売中止

公開 : 2023.08.02 06:05

「S」と「V」復活はあるか

SUV以外の車種の将来性は、長い間不透明だった。ボルボは2030年までにEVへの完全移行を目指しており、それまでは年に1台のペースで新型EVが登場する予定。小型のEX30は今年後半に、大型のEX90は2024年に、そしてXC60の後継車(未発表)は2025年を予定している。

ボルボは、比較的売れ行きの鈍い「S」と「V」のモデルラインをEVに置き換えるという明確な方針は示していないが、同社CEOのジム・ローワン氏はこれらの車種の復活をほのめかしている。

新型EVのEX30など、当面の間はSUV中心のラインナップとなる。
新型EVのEX30など、当面の間はSUV中心のラインナップとなる。

「当社は、あらゆる分野と範囲にわたってプレーしており、さまざまな車両をさまざまな用途で必要とするお客様がいることは言うまでもありません。可能な限りそのようなお客様を取り込むことができるよう努力するつもりです」

しかし、ローワン氏は「40種類ものモデル」を用意するのではなく、最も需要のあるセグメントに対応するようにラインナップを設計すると述べた。

ローワン氏は新型EX30の発表に先立ち、「ボルボは今後の展開を予告しており、小型のSUVを出すことはすでに示していました。そして、セダンやステーションワゴンなど、さまざまなフォーマットを用意していますが、それについては追って説明することにしましょう」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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