英国の絶滅危惧種 まだ新しいのに消滅しそうなクルマ 40選 前編 21世紀の希少車

公開 : 2023.08.19 18:05

37:ロータスエヴォーラ

発売:2009年
総販売台数:850台
残存台数:756台

大ヒットを記録するようなモデルではなかった。その大きな問題はポルシェである。また、実質的な価格も数年かけて急激に上昇した。生存率の高さが印象的。

37:ロータス・エヴォーラ
37:ロータス・エヴォーラ

36:インフィニティFX

発売:2010年
総販売台数:663台
残存台数:632台

EX30/37より大きなクロスオーバーSUVだが、まだ印象は薄い。

36:インフィニティFX
36:インフィニティFX

35:ダッジアベンジャー

発売:2009年
総販売台数:1085台
残存台数:377台

悲惨なレンタカー屋でしか見ないような米国製セダン。デトロイトの怪しげなプラスチック製パーツを忘れさせてくれるフォルクスワーゲン製ディーゼルを搭載している。クライスラーが英国でダッジを再始動させるという狂気じみた計画がきっかけで登場したが、アベンジャーズの残存台数は驚くほど多い。

35:ダッジ・アベンジャー
35:ダッジ・アベンジャー

34:サンヨン・カイロン

発売:2006年
総販売台数:1102台
残存台数:239台

不思議なほど興味をそそるスタイルの大型SUV。

34:サンヨン・カイロン
34:サンヨン・カイロン

33:シトロエンC6

発売:2005年
総販売台数:781台
残存台数:382台

先代XMよりも印象的なC6。大衆車メーカーによる大型セダン市場がほぼ死滅していたこともあり、売れ行きはスローだった。C6はXMよりはるかに信頼性が高く、損耗率は低いが、すでにコレクターズアイテムとなっている。

33:シトロエンC6
33:シトロエンC6

32:ヴォグゾールVXR8

発売:2007年
総販売台数:561台
残存台数:436台

ホールデンをリバッジしたこの逞しいクルマは、もともと多く販売するつもりはなかった。残存台数が示すように、即座にコレクターズアイテムとなるだろう。

32:ヴォグゾールVXR8
32:ヴォグゾールVXR8

31:ローバー・シティローバー

発売:2003年
総販売台数:8666台
残存台数:176台

絶望の淵に立たされていたMGローバーは、タタ・インディカという初歩的だが実用的なハッチバックを熱心に買い取り、それを(軽く)改造して高値で売ろうとした。歴史的遺物としてよりも、歴史の一項として興味深い。

31:ローバー・シティローバー
31:ローバー・シティローバー

30:プジョー・イオン

発売:2011年
総販売台数:396台
残存台数: 365台

三菱i-MiEVベースのEVが3台登場したが(残る2台も後述)、その中で最も売れなかった。販売が終了したのはつい最近のこと。

30:プジョー・イオン
30:プジョー・イオン

29:インフィニティQ70

発売:2013年
総販売台数:366台
残存台数:375台

シェイプアップされた大型SUVで、多くの装備を搭載している。残存率は印象的。

29:インフィニティQ70
29:インフィニティQ70

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・ブレンナー

    Richard Bremner

    英国編集部
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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