アルピーヌA110 詳細データテスト 完成度の高いシャシー モアパワーがほしい もう少し安ければ

公開 : 2023.11.25 20:25  更新 : 2023.12.13 05:44

スペック

レイアウト

アルピーヌスポーツカー用軽量アルミプラットフォームは、ミドシップに4気筒を横置きし、DCTを介して後輪を駆動する。サスペンションは、前後ともダブルウィッシュボーンだ。

Rの車両重量は1094kgで、前後重量配分は42:58。2022年にテストしたA110レジャンドGTは46kg重かったが、重量配分は同じ。2018年のA110は31kg重かった。

エンジン

Rの車両重量は1094kgで、2018年にテストしたA110より31kg、2022年のA110レジャンドGTより46kg、それぞれ軽い。
Rの車両重量は1094kgで、2018年にテストしたA110より31kg、2022年のA110レジャンドGTより46kg、それぞれ軽い。

駆動方式:ミドシップ横置き後輪駆動
形式:直列4気筒1798cc、ターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ79.7×90.1mm
圧縮比:8.9:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:300ps/6300rpm
最大トルク:34.7kg-m/2400~6000rpm
エンジン許容回転数:6800rpm
馬力荷重比:278ps/t
トルク荷重比:32.1kg-m/t
エンジン比出力:167ps/L

ボディ/シャシー

全長:4256mm
ホイールベース:2420mm
オーバーハング(前):945mm
オーバーハング(後):891mm

全幅(ミラー含む):2005mm
全幅(両ドア開き):3780mm

全高:1238mm
全高(テールゲート開き):1330mm

足元長さ(前席):最大1090mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):最大960mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:95L

構造:アルミ、モノコック
車両重量:1082kg(公称値)/1094kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:7.5Jx18/8.5Jx18
タイヤ前/後:215/40 ZR18 89Y/245/40 ZR18 97Y
ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:7速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:3.62/9.0 
2速:2.37/13.7 
3速:1.52/19.2 
4速:1.16/25.1 
5速:0.93/31.2
6速:0.84/38.6 
7速:0.71/45.7

最終減速比:3.79:1(3~5速・後退:4.24:1)

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:12.21km/L
ツーリング:14.1km/L
動力性能計測時:5.1km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:12.24km/L

燃料タンク容量:45L
現実的な航続距離:550km
CO2排出量:155g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
車高/ダンパー硬度調整式

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.25回転
最小回転直径:11.4m

ブレーキ

前:320mm通気冷却式ディスク
後:320mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、EBA、EBD
ハンドブレーキ:自動、センターコンソール中ほどにスイッチ設置

静粛性

アイドリング:45dBA
全開時(3速):84dBA
48km/h走行時:65dBA
80km/h走行時:69dBA
113km/h走行時:72dBA

安全装備

ABS/ESC/EBA/HSA/6点ハーネス
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温22℃
0-30マイル/時(48km/h):1.7秒
0-40(64):2.4秒
0-50(80):3.2秒
0-60(97):4.2秒
0-70(113):5.2秒
0-80(129):6.5秒
0-90(145):7.9秒
0-100(161):9.5秒
0-110(177):11.6秒
0-120(193):13.8秒
0-130(209):16.7秒
0-140(225):20.5秒
0-402m発進加速:12.5秒(到達速度:184.9km/h)
0-1000m発進加速:22.7秒(到達速度:233.2km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
BMW M2クーペ・マニュアル(2023年)
テスト条件:乾燥路面/気温23℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.9秒
0-50(80):3.7秒
0-60(97):4.5秒
0-70(113):5.8秒
0-80(129):7.1秒
0-90(145):8.3秒
0-100(161):9.7秒
0-110(177):11.9秒
0-120(193):13.8秒
0-130(209):16.2秒
0-140(225):19.8秒
0-402m発進加速:12.9秒(到達速度:185.9km/h)
0-1000m発進加速:22.9秒(到達速度:239.0km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.7秒(2速)/2.5秒(3速)

30-50(48-80):1.6秒(2速)/2.1秒(3速)/2.8秒(4速)/4.4秒(5速)

40-60(64-97):2.2秒(3速)/2.7秒(4速)/3.6秒(5速)/5.0秒(6速)

50-70(80-113):2.2秒(3速)/2.8秒(4速)/3.6秒(5速)/4.5秒(6速)/6.3秒(7速)

60-80(97-129):2.3秒(3速)/2.8秒(4速)/3.6秒(5速)/4.5秒(6速)/6.1秒(7速)

70-90(113-145):2.9秒(4速)/3.7秒(5速)/4.7秒(6速)/6.2秒(7速)

80-100(129-161):3.1秒(4速)/3.9秒(5速)/4.9秒(6速)/6.7秒(7速)

90-110(145-177):4.1秒(5速)/5.4秒(6速)/7.7秒(7速)

100-120(161-193):4.4秒(5速)/5.9秒(6速)/8.6秒(7速)

110-130(177-209):5.3秒(5速)/6.5秒(6速)

120-140(193-225):7.3秒(6速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温22℃
30-0マイル/時(48km/h):7.9m
50-0マイル/時(64km/h):21.1m
70-0マイル/時(80km/h):41.6m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.35秒

ライバルの制動距離

BMW M2クーペ・マニュアル(2023年)
テスト条件:乾燥路面/気温23℃
00-0マイル/時(48km/h):7.9m
50-0マイル/時(64km/h):21.5m
70-0マイル/時(80km/h):42.4m

各ギアの最高速

1速:61.2km/h(6800rpm)
2速:93.3km/h(6800rpm)
3速:130.4km/h(6800rpm)
4速:170.6km/h(6800rpm)
5速:212.4km/h(6800rpm)
6速:262.3km/h(6800rpm)
7速:(公称値):285.0km/h(6227rpm)

7速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):2463rpm/2815rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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