スカイラインRSの近代化、進行中です
オートクラフトの浅沼です。
以前もご紹介しましたDR30・スカイラインRSのモダナイズ作業が進行中です。これはヒューズボックスを新設しハーネスを引き直しているところです。
電装系のハーネスを引き直すときに80年代の日本車というのは以外と大変だったりします。それはこのころのクルマは実際の必要性以上に野心的な便利装備を採用する傾向があったので、クルマの走る機能に関係しない電装部品が多いんですね。このクルマもクルーズコントロールの他にトランク内のスペアタイヤの空気圧モニターなんてのもあって、そこが80年代っぽいのですが、今後の信頼性向上を重視してこれらの機能はオミットします。
その他の改良としてはクーラーのファンも改良しましたよ。このクルマはノーマルだと小さな電動ファンが一つだけ付いていてクーラーONに連動して回り出すのですが、これでは明らかに不足していてコンデンサーが冷えないんです。結果としてエアコンコンプレッサーの寿命を縮めてしまうのです。ですので、クーラーのスイッチONで2個のファンがスローで回るように改善しました。