エアバッグの故障原因で一番多いのは・・・
ポールポジションの伊藤です。
現代のクルマには当たり前のように装着されている装備のひとつがSRSエアバッグ。もしもの時には乗員の命を護ってくれる装備ですが、トラブルが多いのもまた事実です。
当社にはエアバッグ専門の診断機もあり、故障箇所の診断も行っておりますが、故障原因が一番多いのが助手席の座面のセンサー不良です。これは万が一の時にハンドルや運転席ドアのみエアバッグが開き、助手席側は反応しないようにできています。全て開いてしまうと、車内の気圧が上がりすぎて、鼓膜を破ったり人間にダメージを与えてしまうからです。助手席に人が座ると、重さで反応してエアバッグシステムが左右働くように指示を出してくれる物ですが、スピードメーター内に有るエアバッグの警告ランプが点灯するエラーの一番の原因になっています。
シートを車から外し、カバーやスイッチ類を全て外して、座面をめくるとセンサーが出てきます。薄っぺらいシート状のセンサーです。これを交換します。そのあとは元どおり組み立てて、警告のチェック、試乗をして作業は完了です。