旧いボルボ240はATのコンパニオンフランジからのオイル漏れにご注意
セカンドモータースの田村です。
今日のネタは、ATミッションのコンパニオンフランジです。ミッションとプロペラシャフトをつなぐ部品なのですが、ボルボ240の旧いモデルはここからよくオイル漏れをします。通常はオイルシールやブッシュの交換で済みますが、ひどくなるとコンパニオンフランジの金属部分も摩耗して交換となります。
今回お預かりの240もオイル漏れが酷く、点検したところコンパニオンフランジまで深刻な状況でした。しかも珍しいすり減りかたです。通常はオイルシールが当たる場所が均等にすり減るのですが、このフランジは1週の1/3程度が異常摩耗しています。ここまで酷いのはあまり見たことがありません。ATリヤシールからのオイル漏れは、ATオイルが多量に漏れることにより、ミッションの滑りを誘発します。漏れが見受けられる車は、定期的にATオイルの補充を心がけてください。もちろん、修理するのがベストではありますが、結構費用もかかる部分です。(今回のような酷い場合は、修理しないと、どうにもなりませんが・・・)