マツダ 3のニュース/新車情報/試乗記
マツダ3は、Cセグメントに属するマツダのハッチバックとセダンだ。ただしマツダではハッチバックモデルに「ファストバック」という名称を与えている。 そのルーツは、1963年に発売された「ファミリア」だ。ファミリアは1980年代前半、FFのハッチバックモデルが大人気を呼び、ドアミラー・ブームの立役者ともなった。2003年、ファミリアは「アクセラ」へと車名を変更。2019年に現行型にフルモデルチェンジされたとき、日本仕様も世界共通の車名である「マツダ3」に変更された。現行型は、アクセラから数えると4代目にあたる。 現行型のマツダ3は、マツダの次世代商品群の第1弾として登場した。現在のマツダのデザイン・フィロソフィーである「魂動」を深化させたスタイリングは、クルマのフォルムから不要な要素を削ぎ落とすという、日本の美意識に基づいた「引き算の美学」から生まれた。その美しさゆえ、2020ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。 日本仕様のパワーユニットは、スカイアクティブGと呼ばれるガソリンエンジンは1.5Lと2.0L、スカイアクティブDと呼ばれるディーゼルエンジンは1.8Lターボを、そしてeスカイアクティブXと呼ばれる火花点火制御圧縮着火(SPCCI)の2.0Lガソリンターボにマイルドハイブリッドを組み合わせたものを搭載している。