日産 キックスのニュース/新車情報/試乗記
キックスは、日産がジュークの後継モデルとして2020年から日本でも販売しているコンパクト・クロスオーバーSUVだ。 だが、日産がキックスの名を最初に使ったのは、1995年の東京モーターショーに出展された4ドア・ピックアップのコンセプトカー「キックス(XIX)」だった。1998年のパリ・モーターショーにも「キックス(KYXX)」という名のコンセプト・ハッチバックを出展している。 キックス(KIX)という名の市販車は、2008年に発売された軽自動車が最初。これは、三菱パジェロミニのOEM供給モデルだったが、2012年に販売は終了した。 2代目となる現行型のキックス(KICKS)は、初代とはまったく別のコンパクトなクロスオーバーSUVとして、2016年にブラジルで最初に発売された。その後、南米を皮切りに、中国、北米、インド、東南アジアなどで販売され、日産の世界戦略車のひとつとなっている。 仕向地によってはディーゼルエンジンなども搭載されているが、日本仕様のキックスはタイで生産されているモデルで、エンジンで発電してモーターで駆動する、シリーズハイブリッド方式の「eパワー」のみを搭載する。また、クロスオーバーSUVではあるが、駆動方式は前輪駆動のみの設定だ。