スバル XVのニュース/新車情報/試乗記
XVは、スバルのクロスオーバーSUVだ。ベースはインプレッサで、2010年に3代目インプレッサの派生モデルとして「インプレッサXV」の車名で初代がデビューした。XVとはクロスオーバー・ビークルの略称だ。 じつはインプレッサXVにはルーツが存在する。1995年、初代のインプレッサ・スポーツワゴンWRXをベースに車高を上げ、フロントにガードバーを備えリアにはカバー付きのスペアタイヤを背負った「グラベルEX」がそれだ。だが登場する時代が早すぎたのか、グラベルEXは人気を得られずに1300台余りで生産を終了する。 2012年に2代目にフルモデルチェンジしたときに車名は単に「XV」に改められた。北米市場では「クロストレック(Crosstrek)」の車名で販売される。また、運転支援システムの「EyeSight(アイサイト)」も搭載され、スバル車初のハイブリッドモデルも追加設定された。 2017年には現行型となる3代目にフルモデルチェンジ。2020年にはマイナーチェンジされ、バンパーやグリルなどのデザイン変更でSUVらしく力強い印象となった。パワートレインは1.6Lの水平対向4気筒と、2Lの水平対向4気筒にモーターを組み合わせたハイブリッドの「e-BOXER(ボクサー)」を搭載。トランスミッションはリニアトロニックと呼ばれるCVT、駆動方式は4WDのみの設定となっている。