トヨタ ヤリスのニュース/新車情報/試乗記
ヤリスは、トヨタのBセグメントに属するコンパクトカーだ。2019年末に発表、翌20年に発売された現行型は4代目にあたるが、日本では3代目までは「ヴィッツ」の車名で販売されていた。 「ヤリス(Yaris)」という車名はギリシア神話の美の女神「カリス(Charis)」からの造語なのだが、日本では言葉の持つ響きが良くないとされ、英語の「Vivid(鮮やかな)」とドイツ語の「Witz(機知)」をかけ合わせた造語の「Vitz」となった。 だがWRC(世界ラリー選手権)でヤリスが活躍し、クルマのヒエラルキーを再構築するためもあり、世界統一名称として日本でも車名をヤリスとした。 TNGAによるプラットフォームを採用し、コンパクトなハッチバック・ボディはヨーロッパ仕様も含めてすべて5ドアとなった。エンジンは1.0L/1.5Lと、1.5L+モーターのハイブリッドを設定。 2020年初頭の東京オートサロンでは、WRCで勝つためのホモロゲーションモデルのベースとなる「GRヤリス」を発表。トップグレードは1.6Lの直3ターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせた、スーパー・ホットハッチだ。 さらに、2020年4月には「ヤリス・クロス」をネット上で世界初公開。ヤリスをベースにしたコンパクトSUVで、日本では8月に発売され、ハッチバックと同様のラインアップを展開している。