クルマ漬けの毎日から
2017.06.22
AUTOCARのクロプリー編集長は、かつて「メルセデス・ベンツ」を “衝動的に” に手に入れたことがあります。それでは現在のベンツには、どんな考えを持っているのでしょう?
クルマへの忠誠心 感じたことありますか? メルセデス・ベンツE220d
No wonder some people commit to Mercs for life
ロードテスターたちとの仕事を終え、メルセデスベンツE220dクーペで家路についた。このクルマはイングランド中部地方まで350mile(約563km)走っても、まだ次の給油までに425mile(約684km)も走行できる。燃料タンクを一度満タンにすれば、編集部からスコットランドの最北端や南フランスまでノンストップで走ることも可能なのだから、その素晴らしさにはただ驚嘆するばかりだ。
なかでも最高に素晴らしいのは、このE220dには時代を超えた高級感があり驚くべきクルマであることだ。この点に関しては、過去にほとんど新車のフォード・コルティナ1600Eと10年落ちの “フィンテール” のメルセデス・ベンツ220Sを衝動的に交換して以来、私は一生を通じてメルセデスが大好きだ。
220Sのスタイルとラグジュアリーさ、乗り心地とシートの快適さ、それにドアの閉まり方にも気が配られているところがとても気に入っていた。現行のE220dは現在もっともモダンな1台であるが、それでもこのクルマづくりに関わった人たちは、スタイルとレイアウトという点では、私が40年前に節約生活を送って手に入れた220Sとの関連性を今も維持している。メルセデスに一生忠誠を誓うドライバーがいるのも納得だ。