クルマ漬けの毎日から
2017.08.15
ホンダNSX新型 ハイスピードで北へ クロプリー編集長コラム
NSX よい所/気になる所
新型のキャビンは(マクラーレンやポルシェを基準とすると)少しごてごてしている。収納スペースが十分ではなく、スイッチ類はアメリカ製を採用しており、あまり印象がよくない。だが、シートはとてもよい。それに魔法のような9速パドルシフト付きトランスミッションがパワートレインを動かす様子には、感動せずにはいられない(パワートレインは電子的無音から間髪をいれずにハイパフォーマンスのサウンドになる)。
とはいえ、£143,000(日本販売価格2370万円)と聞くと、私の思いはくじかれる。同僚のジム・ホルダーは、洞察力に富むこんなことを言っている。
「NSXは高速走行していると少しうるさいけれど、マクラーレン570Sはその逆です」
translation:Kaoru Kojima(小島 薫)