クルマ漬けの毎日から
2018.01.27
クロプリー編集長は昨年、あるコンクール・デレガンスで、「ポルシェ」の審査をお手伝いしました。近年の出品車両は、レベルが高まっているというお話しです。
名車のコンクール 変わりゆくスタンダード クロプリー編集長コラム
Cars-are-for-driving ? We’re happy the winner gets driven hard too
昨年、スーパーカーのコンクール・デレガンス(ピレリーがスポンサー)の審査を手伝いに、ブレナム宮殿へ行った。
4日間開催されたサロン・プリヴェの幕を閉じるイベントで、ブガッティ・シロンももちろん参加していたが、シロンを見るのはモーターショー以来、初めてだった。今にも雨が降り出しそうな怪しい空模様だったが、幸運なことにポール・キーリングと一緒に採点することができた。
ポールとは知り合いだが、彼はポルシェクラブのメンバーでポルシェのエキスパートだ。わたし達のおもな任務はポルシェの審査だったので、雨が降り出す前に出品車のまわりを行ったり来たりして、仕事を始めた。優勝したのは、993の911 GT2だった。
だが、ポールによれば、優勝してもおかしくないクルマが3、4台参加していたという。出品車のレベルは上昇し続けている。コンクール・デレガンスは、クルマは運転するためのものだと考える人たちから批判された時期もあったが、今年の勝者はハードに運転されているクルマでもあったので、わたし達審査員にとっても嬉しい結果だった。
translation:Kaoru Kojima(小島 薫) photo:AUTOCAR、Salon Privé