クルマ漬けの毎日から
2018.02.03
今蘇る、9台のジャガーXKSS クロプリー編集長コラム
あの時、聞こえた音は……?
1957年にブラウンズレーン工場で発生した火災により生産されなかった9台のXKSSが、今蘇ろうとしているのだ。この取引は意義深い。なぜなら、ジャガーは60年か70年前にも、アビー・パネルズなどの有名な専門サプライヤーと同じようなビジネスを行なったからだ。
この時アビー・パネルズは、初期のXK120、C-タイプ、D-タイプ、E-タイプの主要パーツを製造した。
だが、わたし達にとっては、このニュースはある疑問の答えになった。2016年の取材時に、何かを打つ音や、のこぎりの音、やすりの音、機械の音が隣のワークショップで鳴り響いていたのだ。あの音が何だったのか、ようやく分かった。
translation:Kaoru Kojima(小島 薫)