社会人1年目、ポルシェを買う。
2018.07.17
第67話:Iくん、まさかのポルシェ3台目。しかも空冷。
993の納車に同行
PC世田谷の入り口にはアリーナレッドの993が
堂々とした姿で(少なくとも僕にはそう見えた)
停まっていた。それはそれは綺麗な個体だった。
聞くにその個体は、ワンオーナー。
新車で購入してから22年間
PC世田谷で整備を受けていたのだという。
古いナンバープレートも引き継げたとのことだ。
I君が最初に買ったボクスターと色が近い。
上機嫌の彼いわく
「太朗がクーレイクーレイ言って俺を洗脳したから」
買ってしまったとのことだ。
納車のもろもろをやり過ごし、
大雨ではあったけれど
いつもどおりお構いなしに首都高へ飛んでいった。
雨の辰巳PAは屋根がないから避け、
三軒茶屋から大橋ジャンクションを経て大井へ抜け
湾岸線→レインボーブリッジ→芝浦PAへ向かった。
ルームミラーに映る993の
低い位置にあるヘッドライトは
あくまでぼんやりと光るに留まり、
たいへん愛らしいものであった。
芝浦に着いた僕たちは
シャカイチ号を置いてC1を回った。
(いつもと逆方向だったからちょっと緊張した)
ハンドルは僕が握らせてもらった。
(雨の日も関係なくガシガシ乗る
納車の日にいつもハンドルを握らせてくれる
の2点は彼の尊敬すべきところだと僕は思う)
そして感じたことがある。