社会人1年目、ポルシェを買う。

2018.07.21

第68話:古いポルシェは、たいへんなのか。

壊れても、笑えるか

僕が言葉を失っていると、
「ははは!
 もちろん脅かすわけではないよ(笑)
 上野君みたいな珍しいひとにこそ
 若いうちから、空冷ポルシェ乗って欲しい。
 100万円あればすごい余裕があるという意味。
 ひと通りの整備が済むまでに
 ちょくちょくお金がでていることは
 ちゃんと理解しておいてほしいというわけさ」

「ひととおり整備が終われば、
 エンジンのオーバーホールをするひともいるね
 オーバーホールといったって色々あるんだけど
 大掛かりな作業であることに変わりがないから
 どのみちエンジンの調子には注意を払ってね」

「いずれにしても、お金がカツカツだと
 整備にだせず乗れない時期がでてしまうから
 たとえばデートの予算が1万だったなら
 それを6000円に抑えてキープしておく
 といった細かい日々の努力が必要だね」

デートについて、そもそも僕には
彼女がいないので問題なさそうだ。
いや、そういう問題ではないか……。

「まぁ、古いクルマであることには違いないから
 酸いも甘いも愉しんでほしいな。
 お金というよりもココ」といって胸を叩いた。

「クルマが壊れても、笑いながら
 それを肴にお酒が飲めるくらいの気持ちでね」
とのことであった。

シンリュウに行く前は、撃沈するかと思っていたが
・少しずつでもお金をためておく
・優先順位を決めてコツコツ整備する
・930は特に頑丈
という3つを、プロから教えてもらえて
すこしポジティブな気持ちになれた。

※今回も最後までご覧になってくださり、
 ありがとうございます。

 そうこうしているうちに、
 993を買ったI君が、
 どうやら悲鳴を上げています。

 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

 
 

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