社会人1年目、ポルシェを買う。
2018.08.12
第70話:走行距離の多い空冷ポルシェ、なぜ市場では少ない?
ガンガン走りたい、だってスポーツカーだもの
930と言われた時代に絞って検索してみると
グーネットの場合、多くて10万km前後である。
カーセンサーも大まかに言ってそれくらいだ。
あとは「走不明」あるいは「メーター交換」。
じっさい20万km以上は走っているのだろうか。
「ASK」という価格表記も手伝って、
長距離車とその相場はヴェールに包まれていた。
そもそも冷静に考えると「ASK」って便利な言葉だ。
気を取り直して、
毎日のように見ているヤフオクとエンスーの杜へ。
ヤフオクには10万kmをちょっと超えた3.2カレラが
800万円超え。ま、驚くほどキレイなわけだけど。
立ちはだかる高い壁に一瞬へこむ。
「今は長距離走行車の相場を調べているのだ」と
改めて自分に言い聞かせ、他の車両車両をみるも
10万km台後半はなし。
エンスーの杜にも残念ながら今はなかった。
厳密には22万kmの個体が「商談中」だったが
最終的にどれくらいの価格に落ち着いたのかは
残念ながらネット上で知るよしもなかった。
「距離を重ねたクルマの多くは、
いわゆる『表舞台』には出てこずに
友人間を行き来していたりするのだろうな」
と笹本編集長は言った。
一方オリジナルに近く、5〜7万kmの個体は
600〜800万円をかんたんに超える状態で
(それでも相場は下がって来たとのこと)
残念ながら僕にとって遠い世界の話になってくる。
ところで先日、80年代のカーマガジンを読んでいた。
値札、250とか298万円。
もっと早く生まれたかった。
「ま、何より大事なのは
走行距離というより、それに応じて
整備がどこまでされているかだな」
と笹本編集長は言う。
「せっかくポルシェを買ったんだもの。
だれだってガンガン走りたいじゃん。
その楽しみってあるよね。スポーツカーなんだし」
たしかにそうだ。
5.8万kmで買ったシャカイチ号は、
2年半くらいで2万kmほど走っている。
距離を全然気にしないといえば嘘になるし、
野暮用でちょこまか乗るのは無意識に避けている。
そういう意味では18万kmを超えたクルマを
ガシガシ使っているのは理にかなっているな。
長距離を走り、なおかつきちんと整備されたもの。
距離と反比例して高くなる価格を逆手にとれば、
僕にだって手に届く個体はどこかにありそうだ。
ひとつ希望の光が見えてきた。
※今回も最後までご覧になってくださり、
ありがとうございます。
今朝、3時に起きて、伊豆へ行ってきました。
朝日をみるために。でも曇で見れず。
でも、やっぱり996も本当にいいね。
エンジンはヒュンヒュンと軽々回る。
乗り心地もいい。(それにエアコンも効く)。
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