社会人1年目、ポルシェを買う。
2018.08.19
第71話:そもそもナゼ、空冷ポルシェの価格は高騰したの?
高騰から一転、落ち着いたワケ
一時期、高騰していたけれど、
今はさほどではない、というクルマが存在する。
たとえばいわゆる「素(す)のグレード」などだ。
なぜ値段が高騰したのちに落ち着いたかというと
その値あがりのしかたに理由があるとのことだ。
もっともかんたんな言い方をすると
「役物につられ便乗で値あがりした」というもの。
ここでいうヤクモノとは、ポルシェで言うところの
「GT3」だとか「RS」だとか、
そういう極め付けのモデルだ。
傾向として、ヤクモノがあがると、
素のグレードの値段も引っ張られてあがってくる。
僕もクルマ屋さんだったなら、そうすると思う。
ただしそれが、売れるかどうかは別のモンダイ。
売れてしまえば、それが「相場」になるし、
売れなければ値段を下げるか、
「ASK」にして市場の動向を探るというわけだ。
ま、そもそも相場のでき方ってそうですよね。
ちなみに今後はどんなモデルが値あがりするのか。
ヤクモノはもちろん、SC以降の930系を挙げた。
理由は前のページであげた条件を満たすから。
それだけではない。
・趣味性の高さ
・防錆などの信頼性の向上
・値段も落ち着きつつあること
・901の流れを受け継ぐ濃密な乗り味
・クラシックながら今の環境でも乗れる
という点も、上野さんがそう考える理由である。
だったら最初の水冷である996は?!
歴史を背負っているじゃあないか。
見た目の評価が分かれるものの、
フルオリジナルのきちんとしたコンディションと、
改造された過走行車の間で明確な2極化は進行中。
生産台数が多いため、空冷ポルシェほどではないにせよ
ちゃんとした996はじわりと値段が高まっているそうだ。
※今回も最後までご覧になってくださり、
ありがとうございます。
ま、値段があがるクルマ=偉いというわけでは
ないと思います。あくまで僕は、そう思います。
それに、値段があがるから買うというより、
やっぱり好きなクルマをガシガシ乗っていたい。
それがクルマにとっても、乗り手にとっても
いちばん幸せなことなのではないかしら。
それにしても興味本位で聞いてみた
クルマの価格のお話もおもしろかった。
いずれにせよ僕にとって、雲の上のそのまた上。
でもやっぱり空冷ポルシェ、ほしいなぁ。
そろそろその算段を本気でたててみたい。
よろしければ「オークション・リザルト」も
お楽しみください。おもしろいですよー。
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