社会人1年目、ポルシェを買う。
2018.09.02
皆さん、こんばんは。「社会人1年目、ポルシェを買う。」の上野太朗です。先週公開の第72話につづき、今回の第73話では、じっくりと考えて決めたことをお伝えさせていただきます。この記事の公開ボタンを押す直前でさえ、ずいぶんと悩みましたが、決めました。
第73話:男は決めるよ。(ご報告)
もくじ
ひとつずつ
僕はピンときた。
そしてひとつのことを、きっぱりと決断した。
72話の終わりに、そう書きました。
京都の大学生からいただいたメールは、
「経験にはお金が必要なときもあります。
お金を借りることができるなら、
若いうちから冒険の切符を手にできます」
と、僕を鼓舞してくれました。
それだけではありません。
ニュージーランド在住の方からは
「さぁ、早く空冷の世界に」というメールが。
栃木に住む、ポルシェと同じ年の紳士は、
15年で3台の911と35万kmをともに過ごした
心あたたまる文を、そっと僕に送ってくれました。
その他、たくさんのメールがありました。
この場を借りて、ありがとうございます。
少しずつお返事をお送りさせてください。
さて、もったいぶるつもりはありません。
僕は何をきっぱり決断したかというと
シャカイチ号とお別れをすることにしたのです。
ひとりになって、ぐるぐると考えた結果です。
空冷ポルシェの世界に飛びこみたい。
そしてこれは一時の気の迷いではないことも、
じっくりと、時間をかけて、わかったのです。
当然、シャカイチ号と別れたくはありません。
それに、空冷ポルシェが買えるかどうかさえ、
現時点では、まったくわかっていないのです。
困ったことに。
でも、マイルを重ねたクルマ(安い)で、
かつオリジナルのコンディションを保つものは
なかなかそう簡単に現れないだろうと思います。
つまりは長期戦になるということです。
そもそも探すのがむずかしいうえ
シャカイチ号を誰かにお譲りすることを
器用に並行して考えてゆくのは
とてもじゃないけどできないと思いました。