第73話：男は決めるよ。（ご報告）

どのように

よって、まずは
シャカイチ号を誰かにお譲りし、
身も心も軽くなったうえで、
シャカイチ号を買ったときのように
慎重に、自分にぴたりとくるものを探す。

そうやってひとつひとつ前に進もうと考えました。

あるいは突然のご報告に
驚いているかたも
いらっしゃるかもしれません。
ぼくだってこれを書いているいま、
（日曜日のお昼をちょっと回ったころです）
なかば実感がない、ふわふわとした心持ちです。

でもそうするのがベストなのだと思っています。

この1週間、
どのような形で
シャカイチ号とお別れするべきかも
自分なりに真剣になって考えました。

お店に引き取っていただいたり、
あるいは買い取り屋さんに見ていただいたり
そうする手が一般的なのかなぁと思いました。

でも、あまりピンとこなかったのは、
これだけ一緒に時間を過ごし、
たくさんの出会いをもたらしてくれた
大好きな大好きなシャカイチ号が、
果たして、どんなひとのもとにゆくのか、
自分の目で見届けたかったという思いもあります。

手放すくせに、わがままな。
そんな思いも、無きにしもあらずだけど、
しかし最後のわがままとして、そうしたいのです。

ですからまずは、あたたかく応援してくださった
シャカイチの読者の皆さんにまずはご案内します。

金額なんかよりも、
大切にしてくださるかどうかが
いちばん望んでいることですので、
日本のお店で売られている996よりも
ずいぶんと安くお譲りするつもりです。

もし気になるかたがいらっしゃれば
自己紹介とともにメールをくださいね。

※今回も最後までご覧になってくださり、
　ありがとうございます。

　こんなことを書く日が来たのか……。

　今後とも、[email protected] まで、
　皆さまの声をお聞かせください。
　もちろん、なんでもないメールだって
　お待ちしております。

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