社会人1年目、ポルシェを買う。

2018.10.14

第78話:ポルシェ356ホリディ2018 in 甲府に参加して。

40年後に笑っていられるだろうか

一行はその後、
1日目と2日目のふたつのルートのひとつ
「フルーツライン」へと向かった。
ちなみに2日目は「昇仙峡ライン」を走った。
繰り返しになりますが、そのあたりは
上野和秀さんのレポートをお楽しみに。

さて、もうひとつ心に残ったことがある。
1日目の懇親パーティーで鈴木会長が
スピーチの時に語られたことである。

ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンは
1976年8月に設立された。
今からもう42年も前のことである。
世界で6番目に古いポルシェ公認クラブで
「356ホリディ」自体は始まって30年目。
今年で16回目を数えるのだという。

運営をイベント会社にお願いせず、
関東/中部/関西/九州の4つの支部が
およそ2年に1度、メンバーが中心になって
いわく「手作り」のイベント運営を行っている。

「派手でなくても良い。地味でいいですから
 永く、皆が楽しめるイベントが続けば幸い」
と、会長は語った。そしてあたたかい拍手。

長い歴史を想像してみると、僕なんて
(僕が生まれる15年も前にこのクラブはあった)
クルマ好きの「赤ちゃん」みたいなものだなぁ
と痛感すると同時に、
たとえば今仲良くしてくれているクルマの友だちと
大先輩方みたいに40年後も楽しめているだろうか?
顔をくしゃりとさせながら、少年のような瞳で
運転を楽しんだり熱く語ったりできるだろうか?
と、ふと考えたりもした。

何より40年以上もクラブが持続するのは、
上も下も、そして何より大事なことである
「俺が、俺が」というマインドとは無縁の
すみずみまで浸透している居心地のよさの
賜物なのだなぁと思わざるを得なかった。

 
 

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