社会人1年目、ポルシェを買う。

2018.10.28

第80話:空冷ポルシェを見にいった。

実際に見てみると……

ボディは黒。74年式。この年式だと、
本来ビッグバンパー×ナローボディだが
フェンダーだけが78年以降のデビューの
SCのように膨らんでいた。
膨らみ方はちょっと違ったけれど……。

エンジンはSCのものが搭載されていた。
つまり2.7から3.0に排気量が変わっていた。

「前オーナーの趣味」ということで
窓枠が黒に(本来はメッキ)塗り替えられ
塗装は3度塗り直されていた。
(ボンネットを開けると、前の色と
 前の前の色が残っていた)。

前後ともに衝突の修復歴があるとのこと。
走行距離は不明という。

エンジンをかけると、
大きな排気音とともにキュルッキュルッと、
ふつう鳴らないであろう音が連続して聞こえた。

助手席に乗せていただいたところ、
ギアは何度かやり直してやっとインサートされ
小さな段差を超えるたびにクルマは跳ねた。

「このコンディション、
 気を使わずにそのまま書いていいですよ(笑)
 価格ですか? 売るとしたら398万円かなぁ。
 今の相場を考えたらそんなものじゃないかな。
 上野さん以外からも、どこで聞きつけたのか
 電話はかかってくるんですよ。海外からも」

僕は正直、けっこう高いと思った。
んー。こういうものなのかなぁ。
このクルマで、この値段。
完ぺきなコンディションとはいわないまでも
まずまず乗れる個体なんて
なかなか見つからないのだろうか。

※今回も最後までご覧になってくださり、
 ありがとうございます。

 もうシャカイチ号は僕のもとを離れたわけで
 だからこんなことを言ったって仕方がないけど
 それでも少し不安な気持ちがあります。正直。

 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

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