まだまだ頑張る現役編集長の奮闘録
2019.09.15
ジャガーIペイスに乗ってみました 前編 ― まだまだ頑張る現役編集長の奮闘録
早速、充電装置をセットしてみる
実際にクルマを受け取った時のバッテリー残量は60%、走行可能距離は230kmであった。
派手なオレンジの塗色のIペイスは、実寸よりもかなり大きく感じる。特に全幅は、2011mmもあるので、普段乗っているジャガーXEに比べると、遥かに広い。
SUVと、セダンの中間ぐらいの高さのドライバーズシートは、視界がよく、ボディサイズを掴みやすい。
スタータースイッチをオンにすると、パネルの表示が現れ、いつでも発進できるようになるが、この状態では、エアコンがオンになるまでにしばらくかかり、真夏の暑さの中では、いささか苦痛だ。無論、効き始めてからは何の問題も無いが。
スタート時からの加速は、EVの最も得意とするところだが、このIペイスの、音もなくスルスルと一気に加速してゆく様は、一種不気味な感じで、いつの間にか、かなりなスピードになっているのに気付く。
アクセルオフでは、回生ブレーキが効いて、ほぼワンペダル走行が可能で、慣れてくると、とても走りやすい。乗り心地は重厚で、ゆったりと、しかも節度のあるサスペンションのセッティングだ。
自宅のガレージに戻って、早速、充電装置をセットしてみる。
このIペイスの場合も、家庭用のコンセントに対して、リアゲート内に専用の充電ケーブルが用意されているので、それを取り出し、まず、地上から1mほどに設置してあるガレージのコンセントに差し込もうとするが、これが難問で、ケーブルのコンセントの50cmほど下に、かなりの重量のコントローラーがついているので、何かで支えなくてはケーブルを保持できず、悩んだ挙句、コントローラーをコンセントの上に置いてガムテープで軽く固定し、そこから、ケーブルを這わせてコンセントにいれて、こちらも、ガムテープで固定して、何とか格好がついた。
クルマ側は、コンセントを入れるだけでよく、漸く、充電が開始されたが、ダッシュボードを見ると、満充電までに13時間との事で、思わず眼を疑った。
後で調べて判ったことだが、私の家のコンセントや、甲府の旅館の充電器は皆、3kW程度のものなので、どうしても時間が掛かる。
最近、ジャガー・ランドローバー・ジャパンがお勧めの機材は、6kWのもので、これなら、半分の7時間程度で充電が完了するはずだ。