社会人1年目、ポルシェを買う。
2019.10.19
第99話:ポルシェ911(シャカヨン号)、タイヤ交換 ミシュランにしてみた。
職人さんが語るミシュラン
それにしても、ずいぶん待った。およそ3か月くらいかなぁ。同時期にピレリをオーダーした、3.2カレラの友人も、けっこう待ったという。
ま、しかたないと思います。車種も車種だし。
交換はシノハラタイヤで作業していただいた。辰巳PAから9号深川線にそれた方向のすぐ下。とてもきれいだし、説明も親切。ドアの閉め方、工具の置き方の所作からも丁寧なお仕事をする、精鋭揃いであることがすぐにわかる。
シノハラタイヤの桶谷さんは、第一声、「むずかしいですよね」という。そしてふしぎなことに、ちょっと誇らしげだ。職人魂がうずくといったかんじ。
なにがむずかしいかというと、サイドウォール(タイヤの側面)がやわらかいという。
こういうふうに例える。筋肉をがちがちに鍛え上げたタイヤが、他社製のタイヤ。ミシュランのタイヤは、イチロー選手のように、見た目にアグレッシブな筋肉はついていないけれど、しなやかなのだという。
ある程度、サイドウォールに柔軟性をもたせ、コーナーでも意図的にタイヤを「たわませる」。たわませることで、ねばる。だから急にグリップを失う確率が下がる。
むろん乗り心地にもいい影響がある。(そのぶん位置決めは技を必要とする=桶谷さんは燃える)