Juju(野田樹潤)ブログ

2019.12.01

第24話:2019年も全戦全勝 フォーミュラU-17&Senior最終戦を振り返る ー Juju(野田樹潤)ブログ

デンマークを選んだわけ

ふりかえってみると、岡山国際サーキットをはじめて走ったのは、9歳のとき。

そのときは、まだマシンをまたいで乗り込むこともできないくらい小さかったんですよ。

でも、来年の2月で14歳。

Jujuはここですごくいろんな経験をさせてもらいました。

すでに、みなさんにはお知らせしましたが、来年からはデンマークF4に参戦します。

なぜデンマークだったのかというと、14歳で公式にレースに出場できる国って、世界的にみても、たったの3か国しかないんですね。

アメリカとアルゼンチンと、そしてデンマーク。

そのなかで、デンマークにしようと決めたのは自分です。アメリカにも行ってみて、実際にサーキットも走ってみたけれど、わたしがめざしている、F1やフォーミュラE、ル・マンといったレースに近いのは、やっぱりヨーロッパのほうだなって。

それに、ルマンも16歳で出られるから、「もしかしたら最年少での出場も夢じゃないな~」って期待もあるんですよね。

というわけで、来年からは、本格的にデンマークで生活して、向こうの学校にも留学して、学びながらレース活動に力をいれていく予定です。コースも初めてだし、言葉もまだ全然だし。

生活面でいうと、お母さんやお姉ちゃん、弟とははなれ、お父さんと2人での生活になります。さみしくはなるけど、それもガマン。

レース活動のことも、生活のことも、初めてのことでやっぱり不安。でも、いまは新しい生活へのワクワク感のほうが大きいかな。

最初はうまくできなくて辛くなることも、きっとたくさんあるんだろうなって。

でも、ひとつひとつがんばっていきます。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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