クルマ漬けの毎日から
2020.01.25
小型車が好きなクロプリー編集長は、チェコのスコダが製造する小型EV「シティゴ」に試乗しました。欲しいクルマのことをいつもあれこれ考えている編集長ですが、また1つ悩みが増えました。
【クロプリー編集長コラム】買うなら今 小型・廉価モデル
もくじ
ー 小型・低価格車 その未来は?
ー その魅力 楽しさと安さ
小型・低価格車 その未来は?
最高に楽しいことは、極めてシンプルなのが通例だ。アムステルダムへ行き、このことを実感した。
この出張の目的は、2台のスコダに試乗することだった。1台は「スパーブ」という昔からスコダに馴染みのある名を持つ大型モデルで、今回試乗したのは、そのiVプラグイン・ハイブリッドである。
もう1台はEVの「シティゴ」で、フォルクスワーゲンe-up!のスコダ・バージョンにあたる。
私はシティゴに大きな関心がある。その理由は、最近PSAグループのカルロス・タバレスをはじめ、自動車業界の経営幹部たちが、小型で簡素な低価格車の前途には、暗雲が立ち込めているとほのめかしているからだ。
このシティゴはまさに、そういう小型車なのだ。
その魅力 楽しさと安さ
コリン・グッドウィンと私は、小型車シティゴでアムステルダムの道路を1時間ほど運転し、ハンドリングの良さと軽快さを楽しんだ。
丸石で舗装された道路では、EVのシティゴは、ガソリンエンジン搭載のシティゴよりも良い走りをすると感じた。大量のバッテリーを積載していることで、ノイズの遮音性が向上しているのかもしれない。
ともかく、基本価格1万7000ポンド(約246万5000円)というこのクルマは、非常に魅力的だ。それに今、こういうシンプルなクルマは、消滅の危機に立たされているのだ。
「買うなら今だ」という声が、頭の中で何度も聞こえている。