Juju(野田樹潤)ブログ

2020.02.29

13歳のプロレーサーJuju(野田樹潤)の連載。ちょっと前のことですが、デンマークでマシンを引き取りした日を振り返ります。トラブルがありつつも一件落着ですが、本当にたいへんなのは、これからのよう。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第26話:デンマークでマシン引き取り たいへんなのは、これから

もくじ

デンマークでどんなマシンに乗るのか
トラブルつづきの引き取り 感謝!
たいへんなのは、これから

デンマークでどんなマシンに乗るのか

今回は新しいマシンのことや、これからの生活についてお話しようと思います。

まずは、マシンについて。

「デニッシュF4チャンピオンシップ」を一緒に戦ってくれるレース車両は、これまでまったく触れたことのないマシンで、他のチームで使っていたものをJuju用にカスタマイズして使う予定です。

ミゲール製のシャシーに、ルノーの2Lエンジンを載せていて、重さはこれまで乗っていたF3マシンより、ちょっと重いぐらいかな? 全体の大きさも、それほど変わりません。

でも、中は体格の大きな人が乗れるようにすごく広く作られているので、わたし専用に詰め物をして、体にフィットさせてから使います。

真夜中のシート調整。

バラして組みなおしてから、ポジションやセッティングを整えるまでは、だいたいひと月ぐらいはかかるっていわれていて、ボディカラーもちゃんとJujuカラーにするので、かなり大変!

マシンは2台用意しています。1台は本番用、もう1台はスペアカーです。

本番用のクルマが仕上がるまではスペアカーで練習して、仕上がってきたらスペアカーのほうを見直して、交互に走らせていくという感じですね。

今から、運転したくてウズウズしています。早く仕上がるといいな~。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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