クルマ漬けの毎日から
2020.03.16
ヨーロッパの自動車市場で長らく主役を演じてきたディーゼルには今、逆風が吹いています。しかし最近、大型SUVのディーゼルを日常の足としているクロプリー編集長は、その優秀な燃費を再認識しました。
【クロプリー編集長コラム】大型SUV、VWトゥアレグの燃費に感動
もくじ
translation:Kaoru Kojima(小島 薫)
ヨーロッパ 高まる環境意識
大型SUVのフォルクスワーゲン・トゥアレグを運転していても、だれも私を冷ややかな目で見たりはしない。
一方、このクルマをすでに9500マイル(約1万5300km)ほど走らせ、その長所を知り尽くしていながらも、(おもに欧州で)反ディーゼルや反SUVの意識が社会に広がっている現在では、こんなクルマを走らせていると肩身が狭いと感じる時もある。
そんなある日、トリップメーターにこのような数値が表示されたので、すぐに停車して証拠を残した(写真参照)。
嬉しい この燃費
満タンにした後、トゥアレグは352マイル(566km)走行しているが、驚くべきことに、まだ570マイル(917km)走行可能な燃料が残っている。
高いレベルの排ガス規制に適合しているこのクルマは、市街地と郊外の両方(高速道路も含む)を走行して、「47.6mpg(16.9km/L)」という燃費を実現したのだ。
これを見たら、ディーゼルは環境に悪いと目の敵にしなくてもよいと思うが、皆さまはどうお考えだろうか?