クルマ漬けの毎日から
2020.07.05
【クロプリー編集長コラム】ジャガーのコンパクトモデル、誕生に期待
かつて提示したコンパクト「R-D6」
ジャガーが2003年に発表した「R-D6」というコンセプトカーについてトムソンは、「私たちは今でも、このクルマをとても気に入っています」と言いながら、熱心に語ってくれた。
このモデルは“成熟したミニクーパー”というような位置づけで提案されたという。しかし、当時(フォード傘下)のジャガーのマネージメントは、R-D6を気に入らなかったのだ。
だが、このクルマには、2つの貴重なデザインが示されていると私は考えている。1つは、歴史的な“盾型”グリルをこれほど上手く使っているモデルは、過去にも現在にも存在しないという点。
もう1つは、Dタイプの素晴らしい曲線を現代的手法で取り入れている点を挙げておきたい。ジャガーがどのようなコンパクトモデルを提案するのか、ぜひこの続きを見てみたい。