クルマ漬けの毎日から
2020.07.25
英国自動車製造販売協会によれば、英国での5月のEV登録台数は、前年同月比で21.5%増加しました。一方、ガソリン車は▲90.5%、ディーゼル車は▲93.0%と大幅に減少。その背景には何があるのでしょうか?
【クロプリー編集長コラム】テスラの人気、イギリスで急上昇
もくじ
translation:Kaoru Kojima(小島 薫)
テスラへの買い替え 目立つ
最近、友人の何人かが、クルマを思い切ってテスラに買い替えている。
彼らは皆、これまでクルマ選びに冒険心があった人たちではない。だが、どうやらこういう人たちはイギリスだけでなく、ヨーロッパ中に大勢いるようだ。
今、テスラを選ぶ理由
イギリスやヨーロッパ各国で長く続いた外出制限はこの1か月で、徐々に緩和されてきた。
こうした状況下で、人々は以前とは何か異なることをしたいと考えているようだ。
その気持ちは、私にもよく理解できる。結果として、皆こぞってEVを買っているのだ。
特にテスラの販売台数は急上昇しており、このアメリカ製の電気自動車を買うのは、もはや型破りな選択とはいえなくなっている。
このトレンドは続くと予想している。
郊外の充電ステーションの数に課題が残っている限り、航続距離の長いテスラ・モデル3は、パフォーマンスと実用性を争う、強力なライバルEVが存在しないクルマであり続けるだろう。