クルマ漬けの毎日から

2020.08.11

【クロプリー編集長コラム】フォルクスワーゲンを救った英国人、アイヴァン・ハースト少佐

もし彼が、イギリス自動車業界にいたら

その後もハースト少佐は、イギリスとヨーロッパの国々との連携を促進させるさまざまな仕事に関わり、貢献した。

しかし私は、彼がその後イギリスの自動車業界で働く機会がなかったことが残念だと思っている。

世界に躍進したVWビートル。1967年にはフェイスリフトが施された。一方、この頃イギリスでは、自動車会社の大合併を計画中。

たとえば、1968年にイギリス自動車業界で起きた大合併によりBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション)が誕生した時、ドナルド・ストークス卿ではなく、もしハースト少佐が新会社のトップに就任していたら、どうなっていただろうか?

イギリス自動車業界は当時の難局を乗り越え、別の歴史をつくっていたかもしれない。

 
 

おすすめ記事

 

人気記事