クルマ漬けの毎日から
2020.08.13
クロプリー編集長は2015年製のマツダMX-5(ロードスター)を持っています。しかし、最新のMX-5への買い替えを検討中です。慣れ親しんだ2015年製か、それとも進化した最新モデルを選ぶのか、悩みはつきません。
【クロプリー編集長コラム】2台のマツダ・ロードスター 2015年製 vs 最新モデル
もくじ
見た目は同じ でも、中身は違う
2台のマツダMX-5(日本名:ロードスター)を乗り比べて、素晴らしい週末を過ごした。
このところずっと、最新スペックのMX-5を手に入れたいと思い続けている。最新のイギリス仕様はパワーが20%アップし、レブリミットの回転数も7500rpmへと上がっている。
また、サスペンションのダンパー性能も向上し、ステアリングにはテレスコピックが追加された。私が所有している2015年製とは見た目は同じでも、中身は異なるのだ。
実際に2台を比較すると、興味深い点がいくつもある。
普通に走っていると、乗り心地は私のMX-5のほうがよいように感じる。
しかし、少し速度を上げると、2015年製はサスペンションの動きが大きくなり、こういった運転を楽しみたいクルマに必要なボディのコントロールが、十分とはいえない。それにエンジンも、最新モデルと比較すると息切れしているように感じる。
進化した最新モデル
マツダからお借りした最新モデルには、ビルシュタイン製のダンパーが装着されている。加えて、販売店でアイバッハのキットが後付けされているので、車高は下げられ、乗り心地も少し硬い。
だが、うまくコントロールされた乗り心地なのだ。
ステアリングフィールもよく、コーナリングでの安定性も高くなっている。率直に言って、最新モデルは私のMX-5よりもずっとよいのだ。それに、エンジンも活気がある。
いま私は、二者択一を迫られている。
明らかに速い最新のMX-5を買うのか、それともこれまでのMX-5を持ち続け、およそ1000ポンド(13万5000円)という手頃なコストをかけてサスペンションをアップグレードするのか。
もしこれまでの個体を持ち続けるならば、サスペンションに加え、エンジンをチューニングして出力を200bhpまでアップさせたとしても、出費の全額は4000ポンド(54万円)程度で収まる。
しかし最新モデルに買い替えれば、およそ1万5000ポンド(202万5000円)の費用が必要になる。
よく考えて、納得のいく結論を出したいと思う。