クルマ漬けの毎日から
2020.08.28
ロールス・ロイス・ゴーストの新型車が、2020年後半に発表されます。このモデルの位置付けは、これまでとは異なるラグジュアリーになるとのこと。その詳細は、デビューまでに少しずつ明らかになっていきます。
【クロプリー編集長コラム】ラグジュアリーの再定義 新型ロールス・ロイス・ゴーストに注目!
もくじ
ー 新型ゴースト どんなラグジュアリーに?
ー 現行ゴーストのこと あれこれ
新型ゴースト どんなラグジュアリーに?
次世代のラグジュアリーについて、聞いたことがあるだろうか?
ロールス・ロイスは、新型ゴーストを発表するまでの一連のコミュニケーションのなかで、私たちにこの概念を理解させてくれる。
最近、AUTOCARのイギリス編集部にロールス・ロイスCEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュからレターが届いた。さらにその後、ロールス・ロイスのデザイナーたちからも、映像が届いている。
その要点をまとめると、究極の富とラグジュアリーに長年つながりを持ってきたロールス・ロイスは、(現行ゴーストと同様に)新型でも、実用的な走行性能を提案していくという。
ただし、高いスタンダードを提供しながらも価格を抑え、平均価格25万ポンド(3500万円クラス)のサルーンを手に入れたいと思う人たちが、ターゲットになるという。
現行ゴーストのこと あれこれ
レターと映像を見たあとで、新型ゴーストを手掛けたデザイナーたちは、さぞ厳しい仕事に取り組んだにちがいないと、ふと思った。
なぜなら、現行ゴーストが非常にスタイリッシュ、かつ優雅なクルマだからだ。前後にわたって伸びる力強いラインが、私は大好きだ。
それから、かつてBMWグループのデザイン部門を統括していたクリス・バングルのことも、思い浮かんだ。
バングルは、初めてデザインスタジオでゴーストを見た時、どのような感情に襲われたのかを私に話してくれたことがある。ゴーストがとても美しかったので、彼は大きな感動に襲われたのだ。
中古車ウェブサイトで、程度のよいゴーストの価格を確認してみたところ、現在7万ポンドほど(1000万円相当)で手に入れることができる。なんとも魅力的な金額だが、この中古車を買うのは危険をはらむ冒険になるだろう。