【Juju(野田樹潤)ブログ】

2020.09.27

13歳のプロレーサーJuju(野田樹潤)の連載。9月12〜13日、デンマークF4の第2ラウンド、第4〜6戦を振り返ります。グッと増えた他選手からのマークや初のウエット。経験がどんどん積み重なっています。

【Juju(野田樹潤)ブログ】第40話:もしかしてわたし、マークされてる?

もくじ

夏休み明け、ポール獲得!
いきなり当てられた、第4戦
第5戦 キツ~くブロックされて2位
初ウエット 悔し涙で前が見えない!
やっぱりわたし、マークされてます

夏休み明け、ポール獲得!

9月の12日と13日、デンマークF4選手権の第2ラウンド、第4戦から第6戦が行われました。

開幕戦から2か月半も間が空いてしまったので「夏休み明け?」みたいな感じでしたね。

パドボルグパークはわたしがかなり走りこんでいる場所で、開幕前にレコードタイムも記録しているお気に入りのサーキットです。

フリープラクティスの開始当初からマシンのフィーリングは上々で、唯一の59秒台までタイムを伸ばしトップを記録できました。

そのままの勢いで予選を制覇! なんて思っていたらセッティングを失敗してしまい、タイムが伸び悩んでしまいました。

でも最後の最後にタイムを縮めることができ、逆転ポールポジションを獲得できました。やっぱりココのサーキットは相性いいんだと思います。

いきなり当てられた、第4戦

ポールスタートとなった第4戦ですが、スタート直後の左に大きく回り込む1コーナーで2番手の選手がアウト側からかぶせてきてわたしの右フロントタイヤと接触!

相手はここしか勝負するところがないと思っていたのかもしれませんが、ちょっと強引でしたね。

レース中のサイドバイサイドの攻防でタイヤのロゴが消えてなくなりましたので、書き直しておきました。黄色じゃなくてごめんなさい。「負けても負けてもあきらめない」!

この接触で3番手に落ちてしまいましたが、レース中盤にはトップ3が抜け出すかたちになり、わたしは2位のポジションを伺いました。

レース終盤の1コーナーで2位のコンラッド・ラーセン選手のインに飛び込みオーバーテイク完了! と思ったらアウト側で粘られてしまい次のコーナーで抜き返されてしましました。

その後もたびたびブレーキをロックさせるラーセン選手を攻め込みましたが決定的なミスを誘うことができず、3位でゴール。あー悔しい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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