【Juju(野田樹潤)ブログ】

2020.09.27

【Juju(野田樹潤)ブログ】第40話:もしかしてわたし、マークされてる?

第5戦 キツ~くブロックされて2位

続く第5戦はリバースグリッドとなっているので、わたしは3列目の5番手スタート。

ところがマシンのセッティングを大きく変えたことでマシンコントロールに手こずり、スタート直後はポジションすら守れないのではと思えるほどでした。

3周ほどでマシンの特性を掴んでからはペースアップでき、1つ1つポジションアップできました。

パドボルグパークのオーバーテイクポイントは1コーナーなのですが、1~2コーナーがタイトなS字になっているため、せっかくインに飛び込んでも、2コーナーで抜き返されてしまうことが多いんです。

オーバーテイクも簡単ではないんですよ。

3位に上がってからは先ほどのレースで2位になったラーセン選手がすぐ後ろにつき、リアタイヤにガンガン接触してくるなど気が抜けない状況でした。

残り5周というところで2番手に上がった時は、1位のウィリアム・ウルフ選手から4秒ほど離されていました。

そこからは精神をさらに集中させ、ファステストラップ連発で追い上げました。

最終ラップでようやくトップのウルフ選手に追いつき、2回ほど仕掛けましたが、かなり大胆なブロックラインを取られ、抜く事ができませんでした。

この第5戦を2位で終えても、続く第6戦はポールスタートだとわかっていたので、あまり最後は無茶しないようにしましたが、なかなか思った通りにはいかないものです。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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