Juju(野田樹潤)ブログ

2020.10.03

【Juju(野田樹潤)ブログ】第41話:第7〜9戦の速報 やられたら? 結果で倍返し!

わたし、やられても引き下がりません

50分のインターバルで気持ちを入れ替えて、本日の最終戦である第9戦のスタートです。わたしのグリッドは4列目の8番手。

1コーナーまでに大外刈りを決め、5位までジャンプアップ。前を行くコンラッド・ラーセン選手のスリップからインに飛び込み4位に浮上。

リング・ジュルスランドは決して抜きやすいコースではないのですが、かなり多くの周回を重ねたので、少しずつオーバーテイクのコツもわかってきました。

レース終盤、前を行く3番手のウィリアム・ウルフ選手に追いついたので、ストレートエンドの低速コーナーでインに飛び込みました。

するとウルフ選手が「容赦なく」インを閉めてきたので、わたしの左前タイヤとウルフ選手の右リアタイヤが接触。

2台ともコースアウトしてしまい、マシンも壊れてしまったので、そこでリタイヤとなってしまったのでした。

なんと今回のレースは、わたし、3戦全部でクラッシュしてしまったんです!

日本にいたときは接触なんてほとんどなかったので、ちょっと怖いなと思っていたんですけど、もー今回さんざん当てられて慣れちゃいましたね(笑)

いろいろな意味でデンマークのレースがどういうものかわかった気がします。

速さはポールポジションで証明済みなので、それを結果につなげられなかったのはとっても悔しい。

でもわたし、やられても引き下がりませんよ。やられたら、やり返す。当てられないくらいぶっちぎりで速く走って、結果でやりかえそうと思ってます。

今はまだ興奮冷めやらずという感じなので、うまくコメントできそうにないんですけど、次は今回のレースの精神的な部分を振り返ってみようかなと思っています。

お楽しみに。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」。2024年8月、FORBES JAPAN 30 UNDER 30 2024「世界を変える30歳未満」30人に選出された。
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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