クルマ漬けの毎日から
2020.12.15
クロプリー編集長は1991年製のロータス・エランを手に入れました。この2代目エランは、ロータスでは珍しい前輪駆動です。早くも、来年のヒルクライムに参戦する計画を立てているとのこと。直接話を聞いてみましょう。
【クロプリー編集長コラム】2代目ロータス・エランを買いました!
もくじ
スティーブンズとマイルズが手掛けた エラン
最近、2代目ロータス・エランSE(写真)を手に入れた。状態の良い、1991年モデルの前輪駆動のエランが見つかったのだ。
来年、このエランに乗って、ポール・マティが主催するロータスのヒルクライム・チャンピオンシップに参戦するつもりだ。
ロータスの熱心なファンが、このクルマを「本物のエラン」と認めたがらないことは知っている。だが、後輪駆動の伝統を持つロータスの歴史が、2代目エランの販売を短命に終わらせたのだと、私は信じている。
ピーター・スティブンズがデザインを手掛け、また巨匠ジョン・マイルズが、トルクステアと格闘する必要のない優れた前輪駆動を開発した。0-97km/h加速は6.5秒で、これは今でも立派に速い。
当時のロータスのテストドライバーたちは、本社へセルのテストコースで、このエランはターボのエスプリよりも速いラップタイムを出せると評価していた。
価格1万ポンド(約135万円)でありながら、それだけの性能と希少性を備え、さらにロータス・エランという伝統の名を持つ。
これは、長年私が探し求めていた「まぼろしの大バーゲン」のクルマなのかもしれない。