社会人1年目、ポルシェを買う。

2021.04.13

練習号(NB型マツダ・ロードスター)。サーキットを走るための準備をコツコツとしています。

【社会人1年目、ポルシェを買う。】第127話:練習号に牽引フックをつけました。

サーキットのための準備

photo:Sho Tamura(田村 翔)

練習号(NB型マツダ・ロードスター)で
サーキットを走るための最低限の装備。
必要なものは何だろうか? さっぱりわからない。

練習場は、川崎市にある自宅からの距離と
自分の目的にあったコースの構成を考えると
千葉県袖ヶ浦市「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」
が最有力候補になるからまずは規定を調べてみた。

・ヘルメット(フルフェイス/ジェット)
・綿製品で長袖、長ズボンで肌を露出しない
・シューズ
(レーシングシューズ又は履きなれた運動靴)
・グローブ
(レーシンググローブもしくは同等の材質の物)
と書かれている。

車両規定については四輪車の場合、
車種問わず。ただし、フォーミュラ車両は不可。
音量が95dB以下の車両に限ります。
としか書かれていない。

ヘルメット/シューズ/グローブは揃えよう。
クルマについては、最低限、
牽引フックとロールケージを取り付けたい。

まずはもっとも手にしやすい
牽引フックから揃えることにした。

これまではばたばたとマイナートラブルに悩んだ。
ようやくサーキットのための準備が始まったのだ。

「牽引フック」

検索してみると、さまざまなものが出てくる。
厳密にはあらかじめ車載されているものでもOK。
しかし、突起物にあたるから普段ちょっと心配。

きちんとレースの規定に沿う、
しかも日頃つけっぱなしでも日常に差し支えない
できれば日本のブランドのものがいいと思った。
マツダ・ロードスターに合わせたかったのだ。

リアはビートラッシュの牽引フック、
フロントはHPIの牽引ベルトを選んだ。

フロントの牽引フック。

リアは「フリー(ライ)ター」を名乗る
フナタンさん(小鮒康一さん)とお揃いで
色違いだ!

リアの牽引フック。

またフロントのHPI社は、
拙いわたしのメール問い合わせに、
たいへん親切にご対応いただいた。

というのも、長さが数種類あり、
付け方さえ、ぼくはわからなかったのだった。
聞くに、レーシングスーツを始めとするウェア
レース部品などを販売しているのだという。

結局、赤の「牽引ベルト10cm」を選んだ。
3tと5tの引張強度タイプがあり、
長さは10cmと30cmがある。
最近、スーパーGTなどのマシンでもよく見るし
規定にも沿うかたちなのだという。

たらりと垂らすのも今ふうだけれど、
ぼくはキュっとコンパクトにまとめている。
(カミさんに太めの髪ゴムをもらいました)

これまで、とくに国産のこういった世界
まったく知らなかったので勉強になってる。

白いボディに赤い前後の牽引フック!
一気に好戦的になった気もするけれど
いよいよサーキットを走る日が近づいたんだなと
ドキドキしてきている。

※今回も最後までご覧になってくださり、ありがとうございます。

 首都高なんかを走っていると、
 牽引フック装着後は、その手のクルマが
 ぐいぐいくるようになった気が……。
 たぶん気のせいじゃない。

 よろこんで道をお譲りします。
 わたしはゆっくり走りますので。
 刺激しちゃってごめんなさい!

 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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