クルマ漬けの毎日から

2021.05.16

2025年に全モデルがEVとなるジャガー。その未来について、JLRのジェリー・マクガバン氏(CCO)にインタビューしました。次世代ジャガーのキーワードは何でしょうか?

【クロプリー編集長コラム】次世代ジャガーのキーワードは? JLRのマクガバン氏に取材

もくじ

今後ジャガーにも関わる マクガバン氏
未来のジャガー そのキーワード
熱く語る人 マクガバン

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

今後ジャガーにも関わる マクガバン氏

先日、ジャガー・ランドローバー(JLR)のジェリー・マクガバンとジャガーについて話をした。

目下のところ、この取材が私にとって今年いちばんのハイライトだ。

長年ランドローバーのデザインを担当し、大きく貢献してきたジェリー・マクガバン。現在はジャガーとランドローバーの両方を統括するCCOに。

JLRのティエリー・ボロレ新CEOの革新的な戦略「Reimagine」のもと、マクガバンはJLRのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)という肩書きの役員に就任し、現在はランドローバーのみならず、ジャガーも含めた両方のブランドを統括している。

未来のジャガー そのキーワード

CEOのボロレ、CCOのマクガバン、そしてジャガーのデザイン責任者のジュリアン・トムソンが一丸となり、ジャガーは素晴らしいEVを誕生させるにちがいない。

インタビューの間、マクガバンは次世代ジャガーを特徴づけるキーワードとして、感情を表わす2つの言葉を度々使っていた。

次世代ジャガーはすべてEVに。どんなクルマになるのか?

1つは、実際に身体で感じるほど強く、深い感情を表現する形容詞「visceral(ヴィセラル)」。もう1つは、あふれんばかりの熱意やエネルギーを表現する「exuberant(エグジューベラント)」という形容詞だ。

私はこの2つの単語を辞書で調べ、その微妙な意味合いを探った。

熱く語る人 マクガバン

2025年の次世代ジャガーは、非常に刺激的なクルマになりそうだと私は強く感じている。

今回に限らず、マクガバンと話していていつも感心するのは、そうするのが相応しいと思う事柄について、実に情熱的に語ることだ。

だが、そのように熱く語れば、批判されることもあるだろう(外野からヤジを飛ばすことは容易だから)。

しかしそれでも、マクガバンはいつも全力で熱く語る。これはなかなか勇気が要る行動だ。

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