クルマ漬けの毎日から

2021.07.22

ロータスの新型車「エミーラ」が、ついにデビュー。クロプリー編集長は、ロータス本社で行なわれたその発表会に参加しました。

【クロプリー編集長コラム】新型ロータス・エミーラの発表会に参加

もくじ

タイプ131の正式名「エミーラ」
新型エミーラ 最高傑作
伝説のマシン「ロータス72」も登場

translation:Kaoru Kojima(小島 薫)

タイプ131の正式名「エミーラ」

ロータス本社のあるヘセル(英国ノーフォーク州)までの長旅を楽しんだ。

今日7月6日。ロータスでは、新型スポーツカーの「エミーラ」が発表されるのだ。この2時間のイベントは、午後7時30分に始まる(おそらく、地元のホテルを支援したいのだろう。大勢の参加者が宿泊することになるから)。

この屋外イベントには、数百人の熱心な観衆が現地で参加し、さらにインターネット経由でも、特別な131名のファンの人たちが参加する(「タイプ131」に敬意を表して、131名になったのだろう)。

楽しいプレゼンテーションだった。とても陽気だが、クルマの専門家ではない、ネット系の人たちがMCを務めていた。

自動車ジャーナリスト向けのイベントではなかったが、事は上手く運んだ。とくにスモークが立ち込めるなか、ジェンソン・バトンが実際に登場した時は、盛り上がった。

その後、バトンが運転する新型エミーラの映像が、スクリーンに映し出された。この屋外での発表会は、降りしきる雨のなかで行なわれたが、悪天候が会の雰囲気を損なうことはまったくなかった。

新型エミーラ 最高傑作

新型エミーラは、じつに素晴らしい。

サイズは完璧で、インテリアもエクステリアも目を見張るほど美しく、つくりも良い。それに、桁外れに速いのもまちがいない。

英国価格6万~8万ポンドという、(私の目には)お買い得と思える値がつけられている。エミーラを見て、20万ポンド(約3000万円)もする高額なスーパーカーを買う必要はないと、まず思った。

そして次に、なぜ今、ロータスとアルピーヌの間に密接な関係が築かれているのかが、よく理解できた。ジーリーホールディングの監督のもと、ロータスは1億ポンド(約150億円)という多額の投資を行ない、本拠地ヘセルの建物を改築し、また新工場も建設した。

しかしなんといっても、新型エミーラは最高傑作だ。この点については、この発表会に出席しただれもが、強く確信していた。

 
 

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