社会人1年目、ポルシェを買う。

2021.08.01

【社会人1年目、ポルシェを買う。】第136話:練習号(ロードスター)のオイル再考。1

モチュール・ジャパン訪問

東京都渋谷区広尾にある高層ビル。
そこにモチュール・ジャパンがある。

マーケティング部門の笠原大佑さん。
同じくマーケティング部門だけれど
モータースポーツイベントを担当する
中川知紀さんを訪ねさせていただいた。

お忙しい中、ありがとうございます!

笠原さんは、いかに製品が
多くの人/ライフスタイルと接点をもたせられるか
日々リサーチして頭を悩ませている。

笠原大佑(かさはらだいすけ)さん

中川さんは、レース会場に訪れては
レーサー/エンジニアさんと交流して
製品のブラッシュアップにつながる情報を
仕入れ、そして社内に反映する。
「ほとんど毎週末サーキットです」と、
ちょっと嬉しそうに話してくださった。

またたくさんのイベントをコントロールするのも
中川さんにほかならない。

中川知紀(なかがわさとき)さん

このおふたりに、今回は色々教えていただく。

モチュールはどんな会社?

まずモチュールがどんな会社であるか。
1853年(!)に創業した同社は
(AUTOCARの創刊が1895年)
産業革命と一緒に急成長した。

1966年には世界で初めて
自動車用半合成潤滑油である
「センチュリー2100」を発表。
その5年後には同社のシンボルといえる
植物由来エステル原料100%合成潤滑油
「300V」を発表した。

「300V」は今も主軸製品として君臨。
およそ10年に1度の刷新を経て50年になる。
マイチェンを含めると現行で8代目だ。

日本で赤い「MOTUL」ロゴを見るのは
やっぱりスーパーGTだろうか。
NISMOや無限など有力なチームとタッグを組むほか
ロゴ掲載がないチームとも
じつは協力関係があったりする。

なお日本では川崎市のほぼ中部
高津区 溝の口(みぞのくち)に
R&Dセンターがある。

なぜそこまでモチュールは
モータースポーツと深い関係にあるのか?

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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