社会人1年目、ポルシェを買う。

2021.08.01

【社会人1年目、ポルシェを買う。】第136話:練習号(ロードスター)のオイル再考。1

なぜモータースポーツか?

オイルの状態を仔細に観察すると
中で何が起こっているのかがわかる。

トラブルのフィードバックを受けて
エンジニアと議論。
それらを製品に反映させるという
繰り返しが延々と続く。

インタープロトシリーズ/フォーミュラリージョナル/FIA-F4等には
大会自体のパートナーとしても参加する。
(スポンサー<パートナーと表現した)

「チームの大きさや強さではなく、
 勝利への思いが強い組織と
 課題を解決させていただきたいのです」
と中川さんは力を込める。

レース・チームとモチュールの技術者が
お互いに刺激をしあいノウハウを溜める。
過酷な環境であればあるほど、
厳しい規制があればあるほど、
そこでしか手にできない知見となるのだ。

きっとレースだけ……ではないですよね?

「『レース=速く走るだけ』
 と思われがちですが
 蓄積されたデータは
 環境配慮(燃費や排ガス)などの
 レースカーではない自動車に活かせるのです」
と笠原さん。

だからこそモチュールは
モータースポーツに一生懸命なのである。

次回、ついにオイルを交換。
一般道でも変化がわかるということだ。

※今回も最後までご覧になってくださり、ありがとうございます。

 実際にお話を伺って
 はじめてわかることも多かった。
 それにしてもお洒落なおふたり、
 そしてかっこいいオフィスでした。

 今後とも、[email protected] まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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