クルマ漬けの毎日から
2021.08.24
クロプリー編集長は2台のスポーツカーを持っています。1台はマツダMX-5(ロードスター)、もう1台はロータス・エラン。クロプリー家のあるものをめぐって、この2台の間で戦いが始まりました。
【クロプリー編集長コラム】マツダMX-5 vs ロータス・エラン 私の愛車対決!
もくじ
ー 愛車のエラン コンクールへ向けて
ー 対極の個性 MX-5 vs エラン
愛車のエラン コンクールへ向けて
マツダMX-5(2015年製)とロータス・エラン(1991年製のM100系)に乗って、地元のコッツウォルズで短距離ドライブを楽しんだ。
どちらも私のクルマだが、エランのほうはこの冬に手に入れたばかりだ。
ソフトトップのクルマは、直射日光や雨から守りたいと思うのだが、我が家の車庫はあまり広くない。そこで近くにガレージを借りて、エランを置いている。
今シーズン、エランはモータースポーツのイベントに参加しているので、その準備が必要になる。また、夏の間にコンクール・デレガンスにもデビューする予定だ。
それで自宅の車庫に置いているMX-5を、エランと入れ替えることにした。
まずはMX-5を車庫から出して洗車し、インテリアも清掃。次にMX-5に乗ってレンタルのガレージまで行き、そこでエランに乗り換える。そして自宅へ戻ってきたところ、走行距離は往復で20mile(約32km)だった。
対極の個性 MX-5 vs エラン
2台の路上におけるサイズ感は、とても似ている。
しかしそれ以外は、両者はまったく異なる。マツダMX-5のノーズは長いので、ドライビングポジションはかなり後方になる。そしてロータス・エランのほうが、キャビンにゆとりがある。
むろんこの2台には、後輪駆動と前輪駆動のハンドリング特性のちがいもあり、MX-5のほうが、ハードなコーナリングも思い描く通りにコントロールすることができる。
また、エランの1.6Lターボエンジンのほうが、MX-5の2.0L自然吸気よりもずっと回転数を上げる必要があるが、両者のパフォーマンスはほぼ互角だ。
エランの乗り心地は、30年前に製造されたクルマとは思えないほど快適で素晴らしい。それに(私が絶賛している)フロントサスペンションのジオメトリーは、トルクステアがまったく出ないように設計されている。
ところで今日、MX-5は自宅の車庫という、いわばポールポジションを失った。
長年の住処に戻ってくるために、MX-5はエランにどのように反撃するだろうか。