まだまだ頑張る現役編集長の奮闘録

2021.12.15

笹本編集長が購入したマツダ・ロードスター。幌が綺麗になると、他の所が気になり……セミレストア完成!

【笹本編集長コラム】幌が綺麗になったマツダ・ロードスター 次に気になるのは……?

もくじ

幌に続き、シートとペイントも修正
ほぼオリジナル NBロードスター完成

幌に続き、シートとペイントも修正

トップレスフリークスの協力工場で完成した幌を見ながら、次はシートを張り替えなくては、などと雑談をしていると、なんと、この協力工場でも、何回もロードスターのシートの張り替えはやっているとのこと。

それなら、このまま、クルマを置いて帰るのでシートの張り替えもやってくれませんか、と図々しくお願いをすると、快く引き受けてくれた。

Vスペシャルのシートは、座面などの表面部分が本革で、後ろ側がビニールを使用しているが、2週間余りの工期でオリジナル通りに張り替えてもらえる、とのことで、嬉しく思いながら、そのまま帰路に就いた。

3週間後、完成したという連絡を受け、再び現地に向かう。完成したシートは美しいの一言。ドア側のグリップ部分も張り替えてくれていたので、更に感謝。

シートの張りや縫い目の出来など、熟練技が各所に感じられて、とても満足のゆく仕上がりであった。

さて、次第に、見違えるように各部がきれいになってくると、やはり気になるのは、幌の接合部を中心とした塗装の痛みである。

ほぼオリジナル NBロードスター完成

ボディ上層部のクリアが完全に取れ、本体塗装自体もまだら模様になっていて、実にみっともない箇所があり、また、車体側面には、ドア開閉による小さな凹みも幾つか見られ、これも、できれば、修正したいところであった。

そこで、いつも無理をお願いしているボディショップカワナさんに、塗装の補修をお願いすることにした。

このロードスターの全体の塗装自体はそれほど悪くはないので、全塗装ではなく、部分補修とし、凹みは修正をすることにした。

また、ウインタータイヤを装着していた純正のアルミホイールは、痛みを修正して再塗装をし、新品のラジアルを装着することにした。

作業の工程は写真の通りである。

結局かなり広範囲を塗装することになってしまったが、仕上がりは見事で、ほぼ、オリジナルに近い、NBロードスターが出来上がった。

このロードスターを購入してから約8か月で、一応、当初目論んだ整備は完了した。掛かった費用は車輌代込みの総額で200万円程度となり、新車時の価格とほぼ同等の金額で、程度の良いロードスターが手に入ったことになる。

国産車のセミレストアを初めて行ったが、やはり、パーツ代が安価なことがかなり影響していると思う。この程度の費用であれば、輸入車の整備に比べ実に気が楽だ。

しかし、これだけきれいになると、雨ざらしにしておくには、あまりにもったいなく、ガレージに収容することにしたが、そうなると、あまり、乗らなくなるので、悩むところではある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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