フェラーリだけじゃない、マクラーレンもSUV導入？ 新CEO就任で期待高まる【クロプリー編集長コラム】

もくじ

ー マクラーレン　風向き変化
ー 新CEO　SUV開発経験者

マクラーレン　風向き変化

数年前、AUTOCARではマクラーレンの架空SUVをデザインし、その画像をこのコラムに掲載したことがある。

それはAUTOCARに所属するカーデザイナーのベン・サマレル-ユードが、わずか30分ほどで描いたSUVのレンダリングだった。

あの時、私たち編集部はマクラーレンへのメッセージとして、少し皮肉もこめて、そのダミーのマクラーレンSUVを掲載した。

というのも、当時、他のスーパーカーのメーカーはSUVに取り組んでいたが（すでにSUVを誕生させて大きな利益をあげていたメーカーも）、マクラーレンは2ドアのモデルレンジを充実させることに忙しく、SUVを導入するつもりはないと表明していたからだ。

だが、いまその風向きは変わった。

新CEO　SUV開発経験者

最近マクラーレンでは、新たな人物がCEOに就任した。その名はマイケル・ライターズ。

彼は過去にポルシェとフェラーリでSUVに取り組んだ経験を持つ。

ライターズのCEO就任の背景には、SUVの開発と製造を成功させることで、スーパーカーの販売を強化しようという、マクラーレンの意図がうかがえる。

かつて、ポルシェは他にさきがけてSUVを成功させ、現代における高性能モデルの先駆となるブランドになった。

スーパーカーメーカーは、SUVを成功させることで自らのブランド価値を向上させ、マーケットが望むあらゆるタイプのスーパーカーを製造し、世に送り出すことが可能になるのだ。

マクラーレンにSUVが誕生する日が、いまから楽しみだ。

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